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最終更新日:2015年6月18日
写真:法倉跡(礎石下の地盤改良跡)
北区西ケ原2丁目の豊島郡衙跡で、7世紀後半(飛鳥時代後期)ごろの「連房式鍛冶工房跡」と8世紀後半から9世紀(奈良-平安時代初期)ごろの「法倉」とみられる2つの遺構が発見された。
「連房式鍛冶工房跡」からは、鍛錬鍛冶作業の際に排出された大量の鍛冶滓などが確認でき、7世紀末頃に創建した郡庁建物から北側150mに工房跡が位置していることから、同時期の本格的な郡衙整備の際に使用されたものと推定される。
「法倉」は、税として徴収した稲を、飢饉などに備えて収納する大型の礎石建物であるため、律令国家での東国の支配過程を解明する上で、重要な発見といえる。
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