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掲載開始日:2013年3月1日
最終更新日:2015年6月3日
車から人中心の道へと道路に求める区民の要望は、大きく変わってきています。土木政策課では皆さんの要望を捉えて、人にやさしい道づくりを目指しています。
日頃から、皆さんは道路を歩いて、様々な要望(街路樹を増やして欲しい、歩道を広くしてほしい、ガードパイプをきれいに・・)や問題意識(この角は交通に危険、電柱が支障する、この道は夜暗すぎる・・)、さらに、アイデア(ここに花を植えたい、階段をバリアフリー化に・・)などを持っていることと思います。
これらを解決するには、区役所による解決のほかに、地元の皆さんによる解決や、道路を利用する方々による解決など様々な方法が考えられます。
様々な方法で、理想の道路を作りあげていくこと、これが北区の目指す新しい道路づくりです。
※写真上は区画街路5号線(区道新設に合わせて豊島5.6丁目地区計画を定めまちづくりを進めました)、下は東十条駅南口の新設歩道(歩行空間が狭く危険なため利用者から要望のあった場所に歩道を新設整備しました)
道路には、さまざまな重要な役割があります。それぞれの役割は、時間・天候・場所・場合などにより、その役割を変えていきます。共通していることは、常に毎日の生活に密着していることです。なくてはならない、最も身近な公共施設と言えるでしょう。道路には、以下の交通機能と空間機能という重要な役割があります。
道路の幅が広く規格の高い道路(高速道路・国道・都道)ほど交通(トラフィック)機能が高く、また道路の幅が狭く規格の低い道路(区道・私道・認定外道路)ほど、各家庭との接続(アクセス)機能が強まります。
道路は人や車が通行するだけでなく、道路の地下や上空も大きな役割を担います。
また、道路は隣近所との交流空間として、さらに商店街の活性化など地域社会の拠点としてのコミュニティ形成機能もあります。
「まちづくり」という言葉は、大変広い概念を持っています。皆さんが「まち」に興味を持って、こうしたい・ああしたい・こうなればいいな・こうすれば良くなる・・・などを考えて、皆さんで話し合ってみることも「まちづくり」です。
また、都や区が行う大きな計画である都市計画道路や市街地再開発事業なども「まちづくり」です。「まちづくり」のひとつの重要な部品として、道路整備「みちづくり」を、皆さんとともに進めて行きたいと考えています。
北区は「自分たちのまちは自分たちでつくり、守る」という基本理念のもと区民と行政との協働によりまちづくりを進めています。工事課もこの基本理念に沿い、区民の皆さんと北区が協働する「住民参加のみちづくり」として、道路の整備計画段階からワークショップの開催や利用者動向の調査などを行っています。
また、皆さん方の道路への要望も変化してきました。歩行者専用道が整備されたり(稲付遊歩道)、歩道幅員を広げたり(上中里2丁目他)、横断歩道橋が撤去されたり(桐ヶ丘北小前他)、歩道(浮間1丁目他)を新設整備したり、階段にエレベーター(音無橋脇他)が整備されたりしているのも、その流れに沿っています。特に要望が多いのが、道路のバリアフリー化です。車中心の道路から人中心の道路へと、みちづくりの姿勢は大きく変わってきました。
新しく道路を整備するには、区のまちづくりの方針(北区基本計画・都市計画マスタープラン・地区まちづくり構想等)を受けて、地域の課題の整理や、地域の皆さん方の意見や要望を伺い、現地の実情を調査します。
次に、この地域にふさわしい道路を作るという計画決定があった後、測量・調査設計を行います。そして、どのような道路が地域に必要か、どのような工事を行ったらよいかといった考え方を、ワークショップを通じてまとめます。その結果できあがった設計図書により、道路工事が行われます。
最近では、測量・調査や工事手法・建設機械の技術向上により、正確に・迅速に・安全に、また低排出ガス・低騒音の建設機械の導入により、環境に配慮し、工事を進めることが可能となっています。
※写真上は道路のワークショップの状況、下は西ケ原の外大跡地周辺区道(電柱の地中化により道路景観の向上を確保)
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お問い合わせ
所属課室:土木部土木政策課事業計画係
〒114-8508 東京都北区王子本町1-15-22 北区役所第一庁舎3階22番
電話番号:03-3908-9252