ホーム > 区政情報 > 広報・広聴 > 報道 > プレスリリース > 令和6年3月プレスリリース > 【3月1日】田端文士村記念館開館30周年記念展「芸術村のお住居拝見~アトリエでの創作風景と暮らし」開催

ここから本文です。

掲載開始日:2024年3月1日

最終更新日:2024年3月1日

田端文士村記念館開館30周年記念展「芸術村のお住居拝見~アトリエでの創作風景と暮らし」 開催

240301_1_32月23日(金・祝)より田端文士村記念館開館30周年記念展「芸術村のお住居拝見~アトリエでの創作風景と暮らし」が開催されている。5月26日(日曜日)まで。
明治末期から昭和にかけて、北区田端には多くの芸術家が暮らした。陶芸家初の文化勲章受章者・板谷波山、独自の水墨画で新境地を開いた画家・小杉放庵、日本芸術院会員で彫刻家・吉田三郎、南北朝時代からの技術を継承した漆芸家・堆朱楊成(20代)。近代美術界をけん引した巨匠たちの自宅での創作風景と生活に焦点を当て、同館が30年かけて収集した選りすぐりの美術品とともに紹介する。

(写真:新収蔵資料 小杉放庵「一閑人」)

芸術村のお住居拝見~アトリエでの創作風景と暮らし

明治末期、上野の美術学校(現・東京藝術大学)に近かった田端には、若い芸術家たちにとって暮らしやすい手ごろな下宿が点在していた。画家・小杉放庵を中心に「ポプラ倶楽部」と呼ばれた芸術家たちの社交場も生まれるなど、さながら「芸術村」の賑いを見せていた。その様子を、転居したばかりの小説家・芥川龍之介は“画かき村”と友人に手紙を書き送った。
本展では、新収蔵した小杉放庵の絵画「一閑人」をはじめ田端・大久寺所蔵の名品「明治期の田端風景」、田端の窯で焼かれた陶聖・板谷波山の作品など開館30周年記念展に相応しい選りすぐりの美術品約70点が会場に並ぶ。また、芸術家の当時の自宅やアトリエの写真を交えながらその暮らしぶりや、芸術家同士の交流の様子も紹介する。

注目資料 (表記の無いものは北区蔵)

1. 新収蔵 小杉放庵「一閑人」
2.板谷波山「青磁香炉」昭和13年 ※個人蔵 
3. 堆朱楊成(20代)「秋草文存星圓卓」昭和25年
4.吉田三郎「満州風景(2)」昭和33年 ※個人蔵
5.新収蔵 山田敬中「髙士観瀑図」
6.伊藤晴雨「明治期の田端風景」※大久寺蔵

<開催期間> 令和6年2月23日(金・祝)~5月26日(日曜日)※休館日を除く
<開催場所> 田端文士村記念館(田端6-1-2)
       交通:JR京浜東北線・山手線「田端駅」北口から徒歩2分
< 入場料 >  無料

<ホームページ> https://kitabunka.or.jp/tabata/news/15304/(外部サイトへリンク)

関連イベント

1.講演会「小杉放菴 画家として、田端人として」
<開催日程> 令和6年3月10日(日曜日)14時開演 
<内 容> 放菴の画業と田端時代についての講演会
<講 師> 迫内祐司氏(小杉放庵記念日光美術館学芸員)
<ホームページ> https://kitabunka.or.jp/tabata/news/15113/(外部サイトへリンク)
※申込みは終了しました。

2.田端ひととき散歩 「芸術村の住居とアトリエ~板谷波山と岩田専太郎など」
<開催日程> 令和6年3月17日(日曜日)13時開演
<内 容> 前述の企画展担当者よる解説と、田端の町を散策する。
<ホームページ> https://kitabunka.or.jp/tabata/news/14950/(外部サイトへリンク)
※申込みは終了しました。

 

(令和6年3月1日プレスリリース)
 

お問い合わせ

所属課室:【その他】田端文士村記念館

電話番号:03-5685-5171