ここから本文です。

掲載開始日:2017年10月13日

最終更新日:2023年2月1日

中村航輔選手スペシャルインタビュー

 リオデジャネイロオリンピックでは、サッカー男子U-23日本代表にゴールキーパーとして、選出された中村航輔選手。中学校時代から各年代の日本代表に選出されていた中村選手ですが、リオ大会の初戦であるナイジェリア戦では出場にきなかったものの、続くコロンビア戦、スウェーデン戦ではビッグセーブを連発し、日本のピンチを幾度となく救いました。
 リオ大会終了後、所属チームに戻ってからも安定したプレーでチームを勝利に導き、上位進出に貢献すると、平成29年5月には、A代表に初選出されました。
 そんな日本の将来のゴールマウスを背負って立つ、北区立王子桜中学校出身の中村航輔選手にお話しを伺いました。

中村航輔インタビュー1
インタビューのこの日は、あいにくの雨でしたが、中村選手の練習の様子を日立柏サッカー場で見学させていただきました。

中村選手のパーソナルな部分について聞きました!

Q 好きな食べ物は何ですか?
A
 焼肉です。週1回くらいは行きます。特にタンが好きです。
-おふくろの味はありますか?
 味噌汁ですね。

Q 自分を動物に例えると?
A
 スパイダーマンと言われていたので、クモですかね。

Q 尊敬している人はいますか?
A 野球の大谷翔平選手とかですね。同い年ですけど、彼の発する言葉や行動はすごいと思います。交流とかは、全然ないんですけどね。

Q 座右の銘はありますか?
A 好きな言葉でもいいですか?ナイチンゲールの「天使とは、美しい花をまき散らす者ではなく、苦悩する者のために戦う者のことだ」という言葉なんですけど、この言葉が好きですね。 

Q 北区でよく行ってたスポットはどこですか?
A 浮間舟渡って北区でしたっけ?浮間舟渡に人工芝のグラウンドがあるんですけど、そこでよくサッカーをしていました。週末にそこで試合やるので、家から自転車で通ってました。そこが1番思い出深いというか覚えていますね。あと、西が丘の赤羽自然観察公園でしたっけ?あそこもよく試合に行ったので覚えています。

一つのプレーですべてを変えられる。それがサッカーの魅力。 

Q サッカーを始めたきっかけはなんですか?
A
 小さい時にいとこがやっていたのがきっかけだったと思います。
-何歳くらいからサッカーを始めましたか?
 小学校に入る前くらいからです。 

Q サッカーの魅力を教えてください。
A 一つのプレーで、すべてを変えられることが面白さだと思います。

Q サッカーをやっていて、よかったことは?
A 90分が終わって、試合に勝てたときですかね。そこが1番うれしいです。
-逆にサッカーをやっていて、つらかったことはなんですか?
 負けたときです。チームとファンの方を失望させたときは悔しいですね。
-サッカーをやめたいと思ったときはありますか?
 辞めたいと思ったことは1度もないです。
-サッカーを続けられた秘訣は何ですか?
 サッカーを続けることで、何かを得られる体験をし続けられたからです。今までも、これから先もずっと続いていくのかなと思います。

中村航輔インタビュー2
この日の練習でも中村選手は、スーパーセーブを連発していました。

キーパーが1番楽しかった

Q キーパーを始めたきっかけは何ですか?
A
 最初、小さいときはいろいろなポジションをやったんですが、その中でキーパーが1番楽しくて、その流れでキーパーを始めました。

Q キーパーの面白さはなんですか?
A
 最後にみんなから託される場所なので、そこで期待に応えられるというか、チームを救えるという部分がやっていて面白いと思いますね。

Q ゴールキーパーは緊張しないですか?
A
 緊張ですか…僕はあまり緊張しない方ですね。どちらかというと何かを託されて、それを達成する喜びが大きいので、その喜びをつかみ取りたいと思いますね。
-こういうインタビューのほうが緊張しますか?
 いやいや、全然緊張してないですよ(笑)。

Q 試合前のゲン担ぎや、集中力を高める方法はありますか?
A
 スパイクとキーパーグローブは左から装着するようにしています。
-それは中村選手が、ご自分で考えたのですか?
 やりやすい履き方、つけ方だったんで…。ほかにもやっている選手は、多いと思いますよ。

アビスパ福岡への移籍

Q リオオリンピックで思い出に残っていることはありますか?
A
 初戦はナイジェリア代表との試合だったんですけど、彼らが到着した時間が試合の当日だったんです。そういった環境のチームもあるんだなと思いました。
-それはびっくりですね?
 びっくりしましたね(笑)。
 でもたぶんナイジェリアの人たちもびっくりしたと思います(笑)。彼らは非常にタフでした。

Q 今までのサッカー人生で1番思い出に残っていることは何ですか?
A
 2年前ですかね。アビスパ福岡というチームにいたんですが、そこで目標を達成できたこと、その瞬間にめぐり合わせてもらったことがいい思い出として残っています。
-それはアビスパ福岡のJ1昇格ですか?
 そうですね。

Q サッカー人生のターニングポイントはいつですか?
A
 アビスパ福岡に移籍することを決断したことは、自分にとって大きなものだったと思います。

Q 今後、海外でプレーしたいですか?
A
 いずれは、外に出てやっていきたいという気持ちはあります。誰もが知っているようなビッグクラブに行きたいという気持ちは、誰しもが持っていると思いますが、自分もその一人です。

Q 東京でオリンピックが開催されることについては、どう思いますか?
A
 うーん…僕自身も出る可能性もあるので、いいことなんですかね。そこを目標にしている人もいると思うので、盛り上がって、いい大会になればいいかなと思います。

川島永嗣さんを尊敬

Q 仲のいいサッカー選手は誰ですか?
A 1番好きなのは、川崎フロンターレの大島僚太選手です。仲がいいというか、プレーヤーとしても人としても好きです。

Q 尊敬するサッカー選手は誰ですか?
A
 日本代表で出続けている川島永嗣さんは、自分の目標としている選手であって尊敬しています。海外に出てというか、過ごしてきた時間とか考えとか、素晴らしい人物だと思います。

中村航輔インタビュー3
インタビューの途中では、チームメイトの大津祐樹選手にいじられる姿も…(笑)。

 将棋好きでも有名

Q サッカー以外で、好きなものはありますか?
A
 プロフィールとかにも載せているのですが、将棋が好きですね。小さいころからやっていましたが、最近はアプリなどでもプレイしています。
-結構やりこんでいるとインターネット等で拝見しましたが?
 そうですね。インターネットのとおりです(笑)。

Q 毎日かかさずに行なっている事はありますか?
A
 ストレッチとかしてますね。
ーストレッチするのはいつですか?
 主に練習前後です。他にもいろいろなタイミングでやっています。
-体は軟らかいですか?
 まあ、普通の人よりは軟らかくないといけませんよね(笑)。
-体の軟らかさは大事ですか?
 まあ、僕自身は大事だと思いますね。手がうまく伸びれば、止められるボールも増えるので、ちょっと極端ではありますが、大事だと思います。

体重管理も大切

Q 日頃から食生活で気をつけていることは何ですか?
A
 体重を落とさないようにしっかり食事をすること、それが1番ですかね。
-食事はご自身で作られていますか?
 いや、まったく作らないですね。

Q 試合前の勝負メシは何ですか?
A
 やっぱり、炭水化物を多く摂るようにしています。ただ、それがないという状況もあるので、これといったものはないですね。

Q 1日の生活で何をしているときが幸せですか?
A
 やはりサッカーです。それが1番幸せですね。

Q 休みのときは何をしていますか?
A
 なるべく、体を休ませるようにしていますね。外に出て休めれば、全然外出もしますが、激しくは動かないです。

Q 10年後の自分はどうしていると思いますか?
A
 どうですかね…結婚はしているのかな…。先のことはわからないですけど。まあ、自分も10年後は楽しみですね。
-結婚願望はありますか?
 今は全くないですね。たださすがに10年後は結婚していると思います(笑)。

物事を意図的に取り組んでほしい

Q 夢を叶える方法は何ですか?
A
 夢を叶える方法ですか…。物事に意図的に取組み、意図して結果を出し続けること、その連続だと思います。

Q 小中学生にメッセージをお願いします。
A
 小さいころに目標としてきたことをつかみ取れると、自分がやってきたことも、すごく報われるというか、そういう体験をできるので、ぜひとも自分の目指している場所に到達してほしいですね。

中村航輔インタビュー4
着々とステップアップを続ける中村選手。
中村選手がA代表の正ゴールキーパーとして活躍することをとても楽しみにしています。
応援しています!

 

 インタビュアー:平成29年度”#ときおぱ”メンバー 大河原はる香、大和田萌加、光田直生

※インタビューは、平成29年8月中旬に行ないました。

お問い合わせ

所属課室:地域振興部スポーツ推進課トップアスリートのまち推進係

〒114-8503 東京都北区王子1-11-1(北とぴあ10階)

電話番号:03-5390-1136