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最終更新日:2020年4月30日
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弥生時代になると、日本列島に稲作が広まります。残念ながら北区では、まだ弥生時代の水田跡は見つかっていませんが、弥生時代中期~後期の遺跡は数多く存在します。
弥生時代中期、飛鳥山に長径約260mにも及ぶ大規模な環濠集落が現れます(約2000年前)。「環濠」とは集落の周囲に巡らせた溝のことで、敵から身を守るため、あるいは結束力を高めるための共同作業として掘削されたとされています。他にも亀山遺跡(中期)、赤羽台遺跡(後期)で環濠集落が見つかっています。
弥生時代は、日本列島で金属器の使用が始まった時代でもあります。北区でも、西暦2世紀代の弥生時代後期の遺跡から鉄製品が出土しています。田端西台通遺跡では、方形周溝墓とよばれる墓から、長さ約42cmの鉄剣が、ガラス小玉とともに出土しています。また七社神社前遺跡では、土壙墓とよばれる墓から、鉄釧という鉄製の腕輪が出土しています。
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