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掲載開始日:2023年5月2日

最終更新日:2023年5月2日

子どもたちが古民家で菖蒲葺きや兜作りを体験!

230502-2_14月29日(土曜日)、北区ふるさと農家体験館(赤羽西5-2-34、赤羽自然観察公園内)で、古民家年中行事「端午の節句を楽しもう」が開催され、区内在住の小学生9名が参加した。
子どもたちは、まず無病息災を願う行事「菖蒲(あやめ)葺(ぶ)き」を体験。同園で採れた菖蒲やヨモギの束を古民家の瓦屋根に向かって、歓声を上げながら力いっぱい投げ上げた。続いて、こどもの日にちなみ披露された「端午の節句」にまつわる話に熱心に耳を傾けた後、色紙を使った昔ながらの兜作りや「羽ばたく鶴」の作成を体験するなど、伝統行事にふれる貴重な体験を楽しんでいた。

(写真:菖蒲(あやめ)葺(ぶ)きの様子)

北区ふるさと農家体験館*1では、昔ながらの年中行事を現代の子どもたちに伝えようと、年7回の体験教室を実施している。この日ひと足早く催された「端午の節句」にちなんだ教室には、区内在住の小学1年生から5年生までの児童9名が参加し、菖蒲葺きと昔ながらの兜作り等を体験した。
まず子どもたちは、無病息災を願い、強い香りで邪気を払うといわれる菖蒲を屋根の上に投げ乗せる「菖蒲葺き」に挑戦。「いけ!届け!」と元気よく、古民家の瓦屋根に向かって菖蒲を何度も力いっぱい投げ上げていた。続いて、北区飛鳥山博物館学芸員から「端午の節句」の歴史や由来についてのお話があり、実際に菖蒲の強い香りを皆で確認しながら、その香りで邪気を払うといわれる菖蒲で無病息災を願った歴史や、柏の葉を見ながら、新芽が出るまで古い葉が落ちないことから柏の木の葉が子孫繁栄の縁起物とされ、かしわ餅を食べるようになったことなど、江戸時代から伝わる伝統的な風習について理解を深めていた。
その後、ピンク・ブルー・シルバー等、子どもたちが好きな色紙を選び、折り紙の要領で、昔ながらの兜作りや「羽ばたく鶴」の作成を体験した。スタッフの手伝いを受けながら、真剣な表情で作業に取り組む子どもたち、完成した際には「上手に出来た!」「格好いい!」などあちこちで歓声が上がっていた。なお、菖蒲葺きに使用した菖蒲は、子どもたちが自宅で菖蒲湯を体験できるよう、お土産として持ち帰ってもらった。
 参加した児童は「屋根に上手に菖蒲を乗せられて、とても楽しかった。兜も鶴も作るのは難しかったけど、出来て嬉しかった。菖蒲のお風呂に入るのも楽しみ。」と満足気に話してくれた。

(令和5年5月2日プレスリリース)

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