区立学校等における校庭等の緊急安全点検の実施について

令和5年4月に都内小学校において、体育の授業中に転倒した児童が校庭に放置された釘で裂傷を負う事故が発生しました。
本事故を受けて、北区教育委員会では、令和5年5月12日付で区立小・中学校、幼稚園、こども園へ本件を周知するとともに、同様の事故の発生を防止するため、校庭、園庭の緊急安全点検（目視点検）を実施した所、7校（小学校5校、中学校2校）の校庭から277本の釘等がみつかりました。
緊急安全点検の結果、発見した釘等については全て除去いたしました。
今後も北区教育委員会では各学校等と連携するとともに、校庭等で釘等を使用した場合は、最終的に使用が終了した際に抜き取る対応等を徹底し、児童・生徒等の安全確保を図ってまいります。

1　対象施設

50校（園）（区立全校（園）で実施）
小学校　34校、中学校　12校、幼稚園　3園、こども園　1園

2　点検結果

7校（小学校5校、中学校2校）の校庭から釘等が277本みつかった。なお、これらの学校の校庭環境は、いずれも土や砂である。

3　区の対応

令和5年5月12日付で、区立学校等に対して、校庭等の緊急安全点検の実施を指示するとともに、釘等がみつかった場合や使用後の対応について、同様の事故を起こすことのないよう周知徹底した。また、緊急安全点検の結果、発見した釘等ついては全て除去した。

今回の目視による緊急安全点検では、地中に埋もれている可能性のある釘等まで取り除くことができないため、実施時期を学校と協議しながら、金属探知機での調査を実施する。

対象とするのは、校庭環境が土や砂の校庭等とする。（改築などの工事中の学校を除く）

なお、今回の緊急安全点検で、釘等がみつかった学校の保護者には、教育委員会から周知する。

（令和5年5月31日プレスリリース）