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掲載開始日:2023年5月2日

最終更新日:2023年5月2日

旧古河庭園の春バラが見頃を迎える

230502_03_01旧古河庭園(西ケ原1-27-39)で、約100種200株の春バラが見頃を迎えた。
快晴に恵まれたこの日、ルネサンス風の洋館の前に広がる洋風庭園では、赤やピンク、純白、オレンジなど色彩豊かに咲き誇る美しいバラと、庭園を包み込むその芳醇な甘い香りに多くの来園者が魅了されていた。
入園料は一般150円、65歳以上は70円(小学生以下及び都内在住・在学の中学生無料)。開園時間は、午前9時~午後5時(入
園は午後4時30分まで)。

(写真:旧古河庭園の洋館とバラ(5月2日撮影))

旧古河庭園(西ケ原1-27-39、JR上中里駅徒歩7分・駒込駅12分、東京メトロ西ケ原駅徒歩7分)は、土地の高低差を活かし、建物から庭へと続く連続性を重視し三段構造に設計されている。そのため、約100種類200株のバラが色鮮やかに咲き誇る庭園内から洋館に目を向けると、重厚な石積みの洋館と美しく調和するバラを鑑賞することができ、非日常的な空間を味わえる。
園内のバラ*1は、輝くような朱色が目を引く『朱王』や、淡いピンク色でダマスク系を強い香りを持つ『ラ・フランス』、カーニバルを連想させるような鮮やかなオレンジの色の『リオ・サンバ』、英国エリザベス女王の名を載いた王室にふさわしい上品なピンク色の『クイーン・エリザベス』も開花し、カメラを持った来場者で賑わっていた。
快晴に恵まれたこの日、見頃を迎えたバラを一目見ようと多くの人が訪れ、ルネサンス風の洋館の前に広がる赤やピンク、純白、オレンジなど色鮮やかに咲くバラを一輪一輪じっくりと観て回り、洋館を背景に大輪のバラを写真に収める人など、見頃を迎えたバラを思い思いに楽しんでいた。その芳醇な甘い香りを楽しんだ来場者からは「すごく良い香りがする」といった声も聞かれた。
熱心にバラを撮影していた都内在住の40代の女性は「初めて来ましたが、色鮮やかなバラと洋館のコントラストが素晴らしいです」と笑顔で語ってくれた。また、3人で訪れていた北区在住の女性は「バラの種類が多く、同じ種類でも色の違いを楽しめる。香りも楽しむことができた。太陽を向いて咲くバラを見て生命力を感じた」と語ってくれた。
同園では6月30日(金曜日)まで春のバラフェスティバルを開催しており、庭園ガイドや春バラ人気投票等も行われる。また、5月27日(土曜日)には春バラの音楽会を予定しており、洋館横芝生広場で12時と15時(各回約30分)にサックス四重奏が披露される。期間中の午前10時~午後4時には臨時売店にてバラ関連のグッズや、ジェラート等の販売も予定している。

<入園料> 一般:150円、65歳以上:70円
※小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料

〔 参 考 〕

旧古河庭園は、大正初期の庭園の原型を留める貴重な存在であることから、平成18(2006)年1月、国の名勝に指定された文化財庭園。もとは明治の元勲・陸奥宗光の邸宅だった。宗光の次男が古河家初代古河市兵衛の養子となったことから、古河家の所有となった。土地の高低差を利用し、和洋両庭園を巧みに調和させている。
ルネサンス風の洋館と、バラ園を中心とした洋風庭園は鹿鳴館や旧岩崎邸庭園洋館などを手がけたイギリスの建築家ジョサイア・コンドル(1852~1920年)の設計によるもの。また、日本庭園の作庭者は、京都の庭師・植治こと小川治兵衛(1860~1933年)で、洋風庭園にも勝るとも劣らない魅力的な名園を造りあげている。

※1 園内のバラ

ヨハネ・パウロ2世(白色・米)、スブニール・ドゥ・アンネフランク(オレンジ色・白)、シャルル・ドゥ・ゴール(紫色・仏)、ミスター・リンカーン(赤色・米)、ヘルムット・シュミット(黄色・独)など歴史上の人物の名が付いたもの。その他、クリスチャン・ディオール(赤色・仏)、ダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズ(花びらの回りがピンク色で内側が白色・米)、万葉(オレンジ色・日)、ピンク・ピース(ピンク色・仏)、ブルー・ムーン(藤色・独)など

(令和5年5月2日プレスリリース)

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