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掲載開始日:2023年6月8日

最終更新日:2023年6月8日

男女共同参画週間にあわせて講演会を開催

230608_1_16月4日(日曜日)に俳優のサヘル・ローズ氏を招いた講演会「出会いこそ、生きる力~心には、国籍も国境も性別も関係ない~」が北とぴあ6階ドームホール(王子1-11-1)で行われた。これは、国が設けた男女共同参画週間(毎年6月23日~29日)に合わせ、北区においても講演会を行い、多様性社会の実現を考えるもの。参加者にとっては、性別・国籍・文化や宗教の違いを超えた多様性社会の実現について改めて深く考える機会となった。

(写真:6月4日に開催された講演会の様子)

国は、男女が性別にかかわりなく互いに人権を尊重しつつ、その個性と能力を発揮することができる社会の形成に向け、男女共同参画社会基本法を施行し、その理解を深めるため、男女共同参画週間(毎年6月23日~29日)を設けている。6月4日(日曜日)に俳優のサヘル・ローズ氏を招いた講演会を開催し、出会いこそ、生きる力~心には、国籍も国境も性別も関係ない~」をテーマに、性別・国籍・文化や宗教の違いを超えて、多様性社会実現のために何ができるのかを学ぶ機会となった。
 自らが戦時下に生まれて孤児となり、養母をはじめとするさまざまな人との出会いが人生を大きく変えた経験から、家族であることや血縁関係があることなどにとらわれず、「心から相手を想い合えること」が生きていくうえで力になることを伝えた。また、「どんなに相手を想っていても、大人になるほど相手の心の傷に気が付くことは難しい。手を差し伸べるために躊躇せずに一歩踏み出してほしい。」と話した。最後に、「一人ひとりの存在が、誰かの生きがいになっている。何かを頑張ろうとするよりも「~しなくてもいい」と言えることの大切さを知ってほしい」と参加者にメッセージを送った。
 

講師:サヘル・ローズ氏


イラン出身。 8歳で来日し、高校生から芸能活動を始める。舞台『恭しき娼婦』では主演を務め、主演映画『冷たい床』では、ミラノ国際映画祭で最優秀主演女優賞を受賞するなど、映画や舞台・俳優としても活動の幅を広げている。また、第9回若者力大賞を受賞。国際人権団体NGOの「すべての子どもに家庭を」の活動では親善大使を務めた。個人的にも支援活動を続け、公私にわたる福祉活動が評価され、2020年にはアメリカで人権活動家賞も受賞。昨年には「言葉の花束~困難を乗り切るための自分育て~」を執筆。

 

(令和5年6月8日プレスリリース)
 

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