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掲載開始日:2023年8月2日

最終更新日:2023年10月4日

中学生モニターが区に託す提言を発表

230802_3_18月2日(水曜日)、滝野川分庁舎(滝野川2-52-10)で、北区内在住・在学の14名の中学生モニターが、「(仮称)北区子ども条例」の制定、「(仮称)北区子ども・子育て支援総合計画2024」の策定及び「(仮称)北区教育ビジョン2024」の策定に向けて、「子どもの権利」及び「楽しい学校生活を送るための取組」をテーマにグループごとに「Google Classroom」や「Jamboard」などを駆使しながら意見をまとめ、やまだ加奈子(かなこ)北区長をはじめとした区関係者の前で発表した。
生徒たちはこの日、「(仮称)北区子ども条例」に込めたいメッセージや誰もが学校で楽しく学び生活を送るために、学校でどんな取り組みがあると良いかの観点から、議論を重ねてきた提言を発表。会議を通して他校の生徒との絆も深まり、発表を終えた中学生たちからは充実した笑顔があふれていた。

(写真:発表を行う中学生モニター)

北区では、次代を担う青少年の意見や提案をできる限り区政に反映させるとともに、青少年が区政に関心を持つことによって地域社会の一員としての自覚を深めてもらうことを目的に、平成13年度から「中学生モニター」を実施している。中学生が主体となって区政について話し合いを行う自治体はあまり例がなく、今年で23回目を迎える。中学生モニターは全5回の開催で、北区内在住・在学の中学生合計16名が参加。今年度は中学生モニター会議初の試みとなる完全ペーパーレスでの会議を実施。計4回の会議や施設見学の中で、それぞれ「(仮称)北区子ども条例」に込めたいメッセージや誰もが学校で楽しく学び生活を送るために、学校でどんな取り組みがあると良いかについて、「GoogleClassroom」「Jamboard」「Google Slides」などのツールを活用しながら、グループ全員で意見を出し合った。
 この日、発表に参加した生徒たちは、やまだ北区長や区関係者を前に緊張した面持ちながらも、発表内容をまとめたプレゼンテーションを前に一人ひとり堂々と発表を行った。「中学生の居場所づくりの一つとして、児童館の一部を中学生が主体となって使用できるようにする」と提言する班や、誰もが楽しく学校に行くために、「生徒自身が学校の先生と積極的にコミュニケーションを図り、信頼関係を作ること」と提言する班、また、「机上での学習だけでなく、実際に体験して学ぶ授業を増やすこと」や「生徒の自主性を養うため、定期考査の回数を減らすこと」を提案する班など、各班が会議を通して検討してきた内容を発表し、やまだ北区長をはじめとした区関係者を頷かせていた。そして、「生徒のプライバシーが守られたうえで気軽に相談できるように、スクールカウンセラーと先生で情報共有をしないこと」を提案した班には、他の班や区関係者から「意外な意見で目から鱗だった。子どもの視点と大人の視点は違うのだと実感し、大変勉強になった」と反応が多くあり、中学生たちからは、充実した笑顔があふれていた。
発表を終えた生徒は「初めは初対面の人ばかりで意見を出しにくかったが、徐々に全員が積極的に発言するようになり会議が活発になった。他の人の意見を聞くことや、行政について話すことは普段あまりないので、良い経験となった。多くの区役所職員の前でプレゼンテーションをするのはとても緊張したが、堂々と発表するこができ、達成感が得られた。学校では生徒会に所属しているので、モニター会議での経験を共有していきたいと思う」と感想を述べた。
 

(8月2日プレスリリース)

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