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掲載開始日:2023年10月6日

最終更新日:2023年10月6日

拉致問題啓発舞台劇「めぐみへの誓い-奪還-」北区公演の開催

231006-1-110月4日(水曜日)に北とぴあさくらホール(王子1-11-1)で、拉致問題啓発舞台劇公演「めぐみへの誓い―奪還―」を開催した。 
この舞台劇は、わが国の主権に対する侵害であるとともに、重大な人権侵害である拉致問題への認識を深め、拉致問題の悲劇を心から理解していただく一助になることを目的としており、政府拉致問題対策本部と東京都、北区が主催。中学一年生だった横田めぐみさんが新潟で拉致された当時から現在に至る拉致問題の経緯、めぐみさんや田口八重子さんたち拉致被害者の北朝鮮での生活等を描いたものとなっている。
会場には約1,000名が訪れ、国際社会を挙げて取り組むべき北朝鮮拉致問題、人権問題について改めて深く考える機会となった。

(写真:舞台劇の様子)

拉致問題啓発舞台劇公演「めぐみへの誓い―奪還―」は、拉致問題への認識を深め、その悲劇を心から理解していただく一助になることを目的としており、政府が企画し、地方公共団体と共に全国各地で公演されている。今回は政府拉致問題対策本部・東京都・北区が主催で、区内では初開催。東京都においても、政府が認定した拉致被害者のほか、特定失踪者など拉致の可能性を排除できない方が多数存在することを改めて認識する機会となった。

舞台劇の上演のほか、主催者挨拶(工藤彰三内閣府副大臣・黒沼靖東京都副知事・やまだ加奈子北区長)、拉致被害者家族のコメントや政府の活動など拉致問題について動画を用いた行政説明、シンガーソングライター山口采希氏によるミニコンサートが行われた。劇の上演に先立ち、劇団夜想会の野伏翔氏は「これは現在進行形の拉致監禁事件。帰国を求めている本人やご家族がどれだけ強い思いで居られるのか、肌で感じてほしい」とメッセージを送った。

劇では、横田めぐみさんたち拉致被害者の北朝鮮での生活や、その帰国を信じる家族の苦悩が描かれた。中学一年生だった横田めぐみさんが新潟で拉致された当時から現在に至る拉致問題の経緯、めぐみさんや田口八重子さんたち拉致被害者の北朝鮮での厳しい境遇の中での生活等が演じられ、観客たちは時折涙を流しながら、日本に帰ることを切望し懸命に生きる拉致被害者の様子を真剣な表情で見ていた。劇の中でめぐみさんの父・滋さんと母・早紀江さんは、今もめぐみさんが生きていると信じていること、拉致に関する真相究明、早期解決への願いを伝えた。

区外在住の2人組は「北朝鮮の拉致は自分たちが生きている時代に起こったので、過去のことではないと思う。今も苦しまれている方々を忘れてはいけない」や「拉致被害者のご家族の運動はテレビで知っていたけれど、被害者本人たちの北朝鮮での生活がこれだけ惨いことを、劇を見て改めて感じた」と語った。また、区立中学2年の生徒は「拉致問題は時々ニュースで見ていて知っている程度の知識だったが、現在も解決していない問題だということを考えさせられた。家族や友達といられることは当たり前ではないので、改めてその時間を大切にしたいと思った」と話してくれた。

(令和5年10月6日プレスリリース)

 

 

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