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掲載開始日:2023年10月26日

最終更新日:2023年10月26日

第2回 飛鳥山Hawai‘i Festival開催

231026-2-210月21日(土曜日)・22日(日曜日)飛鳥山公園(北区王子1-1-3)で、「第2回 飛鳥山Hawai‘i Festival」が開催された。これは、約140年前にハワイのカラーカウア王が飛鳥山の渋沢栄一邸を訪れた史実をもとに、飛鳥山とハワイの古き親交を紐解くイベントで、今年が第2回目となる。
今回、2,000人に迫るフラダンサーが飛鳥山公園内2会場(飛鳥舞台、旧渋沢庭園)でステージを披露。また飛鳥山公園内各所では、ハワイ関連商品の物販店舗(ファーマーズマーケット*1含む)やキッチンカー&飲食店舗が多数出店するほか、新たな試みとして展望デッキに新エリア「フェスティバルフードコート」を設置するなど、公園全体が活気に満ちた2日間となった。

(写真:飛鳥舞台ステージの様子)

北区ゆかりの偉人・渋沢栄一は飛鳥山に邸宅を構え、多くの賓客をもてなしていた。1881年にはハワイのカラーカウア王の招待会を当地にて行い、飛鳥山はハワイと日本の歴史が交わる特別な場所となった。一昨年、フラ雑誌「HULA Le’a」の協力を得てハワイと飛鳥山を結ぶプレイベントを実施。その大成功を経て、昨年、初の本格開催を行った。
今年は、5万人が来場した昨年の第1回よりもエントリー数も大幅に増え、飛鳥山公園内の2ステージ(飛鳥舞台、旧渋沢庭園)で総勢80のフラチーム、1,940人のフラダンサーがステージを披露したほか、幕間では東京北区渋沢プロジェクト広報キャラクター「しぶさわくん」によるダンスの披露(ダンスグループ「D-fine」*2とコラボ)なども行われた。また今年3月にオープンしたshibusawa hat れすとらん館前 芝生エリアでは、「Aloha Music Academy」や「青山ウクレレ・ピアノ教室」による生演奏、「しぶさわくん」によるグリーティングや、ハワイアンピエロ(Crown YUKA氏*3)によるステージなども行われ、大いに盛り上がりを見せた。主催である東京北区観光協会の発表によると、2日間の動員数は5万人を超えた。
飛鳥山公園内各所では、ハワイ関連商品の物販店舗が22店舗(内ファーマーズマーケット3店舗)、キッチンカー&飲食店舗が18店舗出店したほか、展望デッキの新エリア「フェスティバルフードコート」(運営協力:株式会社旺栄)では21日に6店舗、22日に5店舗が出店した。特に飛鳥舞台前の多目的広場は販売車両が多数連なり、まるでハワイそのもののような活気のある空間となっていた。主催者は、
「第2回は、共催や協力関係の団体が増えた。ダンサー、出店者、お客様、運営の誰もがこのイベントを好きになる景色が描けた。来年はさらにこのアロハの輪を広げていく」と、次年度の開催にも意欲を見せる。
ステージに立った方は「まるで木々にハワイの精霊が宿ったみたいだった。渋沢栄一とカラーカウア王の踏んだ芝に祝福された気がした」と喜びを表し、区内在住の女性は「ハワイにずっと昔に行ったことがあるが、あの頃を思い出すようだった。」と目元を綻ばせた。

<主 催> 東京北区観光協会
<共 催> HULA Le’a
<後 援> 東京都北区、東京商工会議所北支部
<協 賛> 城北信用金庫、ハワイ州観光局、The Royal Hawaiian Resort、デルタ航空、株式会社旺栄、音楽マンション不動産、らいふ経営税理士法人西川会計、公益社団法人王子法人会、赤羽マガジン、株式会社ノエス、FOOD TRUCK OFFSHORE、キワヤ商会
 

*1 ファーマーズマーケット

ハワイでよく見られる地場の農作物や食材を売る市場で、その店並みと風景がハワイらしさを演出する。飛鳥山ハワイフェスティバルでは、その仕組みと風景を取り入れて、関連自治体の農作物を提供する売り場を用意する。当イベントでは、大河ドラマ館で親交が深まった深谷、北区友好都市の野菜を集めて販売したほか、その野菜を並べるだけでなく、株式会社旺栄の協力を得て、ファーマーズマーケットタイアップオリジナル弁当(ジャンバラヤ、キーマカレー)を開発、販売した。

*2 D-fine

北区のココキタを中心に活動する北区のダンスグループ。北とぴあなどでのステージも頻繁にこなす。北区観光協会と二人三脚でしぶさわくんとのコラボレーションダンスを完成。令和4年の深谷市ふっかちゃんぱーちぃをしぶさわくんとのコラボ初舞台に、地元とのコラボレーションで活動の幅を広げていく。

*3 Crown YUKA

ハワイアンピエロという珍しいジャンルで、日本に一人だけ(と言われている)。バルーンアクションなども披露し、フラレア編集長の平井氏とも息の合った会場周りのグリーティングで、会場全体に笑顔を届けた。

 

<参 考> 渋沢栄一と北区の関わり


渋沢栄一は、1877(明治10)年飛鳥山の土地を購入し、1879(明治12)年から別荘として使用し始めた。1901(明治34)年(61歳の頃)以降は本邸として住み、1931(昭和6)年11月11日に91歳の生涯を終えるまで飛鳥山で過ごした。「職住近接」の理念のもと、自ら設立に関わった抄紙会社(現在の王子製紙株式会社)の工場を近くで見守るとともに、多くの賓客を招き社交や民間外交の場として飛鳥山の邸宅を活用した。
現在の飛鳥山公園の一角にある旧渋沢庭園内には、国の重要文化財に指定された大正期の2つの建物、「晩香廬」と「青淵文庫」が当時のままの姿で残っており、本邸があった場所には、公益財団法人渋沢栄一記念財団の付属施設である渋沢史料館がある。
 

(令和5年10月26日プレスリリース)

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