令和5年度一般会計補正予算（第5号）案を編成

北区は、総額4,003,887千円の令和5年度一般会計補正予算（第5号）案を編成し、物価高騰の影響を特に受ける区民、事業者等を支援する。
区は、国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用し、特に物価高の影響を受ける低所得世帯に給付を行うほか、福祉施設、医療機関、公衆浴場等に対し支援を行う。
また、物価高騰が続くなか、2回接種が必要となる子どものインフルエンザワクチン接種について、時限的に助成し、感染抑制を図る。
12月5日（火曜日）に令和5年第4回東京都北区議会定例会に追加上程を行い、同日可決された。

令和5年度一般会計補正予算（第5号）の主要事業

1 エネルギー・食料品等価格高騰支援給付金事業費（増額） 3,678,269千円

国による経済対策の決定を受け、特に物価高の影響を受ける低所得世帯（住民税非課税世帯）に対し、国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金（低所得世帯支援枠）の支給にかかる経費を計上する。

1. 対象世帯（49,000世帯）
   基準日において、世帯全員の令和5年度住民税均等割が非課税である世帯（課税者の扶養親族等のみの世帯を除く。）
2. 給付額
   1世帯につき7万円
3. 支給開始時期
   令和5年12月下旬予定

2 福祉施設、医療機関、公衆浴場等に対する物価高騰支援 245,030千円

国による経済対策の決定を受け、国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金（推奨事業メニュー分）を活用し、特にエネルギーコストの上昇、食材費高騰等の影響を大きく受けている福祉施設、医療機関、公衆浴場等に対し支援を行う。

1. 対象施設及び給付額
   福祉施設、医療機関、公衆浴場等に対し、事業所の規模等に応じた給付を行う。
   給付等の詳細は表1のとおり。
2. 支給開始時期
   令和6年1月以降

• 表1 対象施設及び給付額（単位：千円）

施設項目	対　象		給付額/施設	事業費
高齢者施設	入所施設	特養・老健など（100人以上）	2,000	92,500
		特養・老健など（100人未満）	1,000
		その他入所系施設	300
	通所系施設		200
	訪問入浴介護施設		100
障害者施設	入所施設		300	27,300
	通所施設		200
保育施設	訪問入浴介助施設		100	37,500
	小規模施設（100人未満）		300
	大規模施設（100人以上）		600
幼稚園等施設	小規模施設（100人未満）		300	12,000
	大規模施設（100人以上）		600
公衆浴場			500	11,500
診療所等施設	診療所・助産所など		50～100	64,230
事業費合計				245,030

 

3 小児インフルエンザ予防接種費用助成事業 80,588千円

子どものインフルエンザワクチンは、2回の接種が必要であり、物価高騰が続くなか、多子世帯ほど経済的な負担が重くなるため、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金（推奨事業メニュー分）を活用し、時限的に接種費用に対する補助を行う。

1. 対象者
   令和5年4月1日から令和6年1月31日までに小児インフルエンザ予防接種を受けた者のうち、接種日時点で13歳未満の者（約19,500人）
2. 助成額
   2回接種のうち1回相当分の接種費用
3. 支給方法
   接種後に申請により助成金を支給（原則郵送を検討）
4. 支給開始時期
   令和6年1月以降

（令和5年12月5日プレスリリース）