ホーム > 区政情報 > 広報・広聴 > 報道 > プレスリリース > 令和5年12月プレスリリース > 【12月13日】オリンピックメダリストが車いすフェンシングを通して伝えるパラスポーツの魅力

ここから本文です。

掲載開始日:2023年12月13日

最終更新日:2023年12月13日

~障害者週間記念事業~オリンピックメダリストが車いすフェンシングを通して伝えるパラスポーツの魅力

231213-1-112月9日(土曜日)、北区は、赤羽体育館(志茂3-46-16)で、2012年ロンドンオリンピックのフェンシング・男子フルーレ団体で銀メダルを獲得した三宅諒氏を講師に招き、「北区スポーツボランティア養成講座」を開催した。
これは、障害者及び障害者スポーツの理解促進を図るとともに、障害者週間(12月3日~9日)記念事業として、区のスポーツを支える人材の育成を目的に実施するもの。
参加者たちは、三宅氏と車いすフェンシングの関わりについての話や実技体験を通して、その魅力や、競技だけでなくアスリート自身にも注目するパラスポーツ観戦の楽しみ方について学ぶ時間を過ごした。

(写真:三宅氏と車いすフェンシングのデモンストレーション)

味の素ナショナルトレーニングセンター(西が丘3-15-1)や東京都障害者総合スポーツセンター(十条台1-2-2)など、世界レベルのアスリートが集う施設がある北区では「トップアスリートのまち・北区」を掲げ、さまざまな取組みを行っている。また、区では、障害者及び障害者スポーツの理解促進を図るとともに、ボランティア活動への参加機会を提供し、区のスポーツを支え、盛り上げる人材を育成するため、平成29年度に「北区スポーツボランティア制度」を創設し、養成講座を継続して行ってきた。

この日は、2012年ロンドンオリンピックのフェンシング・男子フルーレ団体で銀メダルを獲得、令和5年4月に競技を引退し、現在は一般社団法人日本パラフェンシング協会の理事として車いすフェンシングの普及活動や日本代表選手の指導を行っている三宅諒氏を講師に招き、講演会や車いすフェンシング体験、デモンストレーション等を行った。

車いすフェンシングは、一般的なフェンシングと同じルール・用具を使用しているが、「ピスト」という装置に車いすを固定し、上半身のみで戦うもの。講演では、間合いが固定され相手と距離が近い車いすフェンシングの競技紹介やその魅力について語った。また、自身の経験を通した車いすフェンシング選手の育成の話では、受講者たちは時折頷きながら真剣に耳を傾けていた。三宅氏は「勝つことや目標達成の積み重ねが大事なのは、障害があるなしに関わらずパラスポーツも同じ」と話した。

その後は風船を用いたフェンシング体験や、三宅氏と経験者による車いすフェンシングのデモンストレーションを実施。基本的な剣さばきとディフェンスの重要さを丁寧に指導した。

講座を終えた参加者は「普段から障害を持つ方と関わる機会があるので、チラシで見て参加しました。今日はスポーツを通じて、障害を持つ方と、そうではない方との違いや関わり方を学ぶ事が出来ました。今後はパラアスリートにも興味を持って応援したいです」と話した。

(令和5年12月13日プレスリリース)

お問い合わせ

所属課室:地域振興部スポーツ推進課トップアスリートのまち推進係

〒114-8503 東京都北区王子1-11-1(北とぴあ10階)

電話番号:03-5390-1136