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最終更新日:2022年12月12日

令和4年度 校長・副校長講話(1学期)

○×→(10月3日、校長)

今日は、○×→(まるばつやじるし)の話をします。

4月から始まった1学期も、残すところあと一週間となりました。皆さんにとっては、どんな1学期だったでしょうか。今の学年は、次の2学期が終わって3月になると終わりです。今は、ちょうど学年の真ん中ということになります。

1学期と2学期の間は3日間の秋休みしかないので、ぜひ今のうちから1学期のふり返りをしてみてください。そのためのキーワードが○×→です。去年は「GOOD」「BAD」「NEXT」という言葉で同じように全校朝会で話したので、2年生から6年生までの人の中には覚えているかも知れません。

○は、良かったことです。1学期に上手くいったこと、頑張ったことなどがこれにあたります。今、校長室に出席表を持ってきてくれた人に聞いていますが、国語の漢字を特に頑張った、算数で問題を解くのを頑張った、など勉強を頑張った人や、友達と仲よく過ごせるように頑張った人、高学年では委員会活動を頑張ったという人もいました。みなさんはどんなことを頑張りましたか。

×は、残念だったことです。頑張れなかったことといってもよいです。頑張ろうと思っていたのにダメだった、頑張ったけれど思ったように上手くいかなかった、気づいたら上手くいかなくなっていた、などのことがあります。人間は上手くいかなかったことの方がよく覚えているので、これはすぐ頭に浮かぶ人も多いでしょう。さて、どんなことがありますか。

→は、これから頑張ろうということです。さっき頭に浮かんだ×のこと、上手くいかなかったことを頑張るというのもよいと思います。もちろん○の上手くいったことをもっと頑張る、というのもよいことです。他には、新しく頑張りたいことを見つけて一生懸命やる、というのも素晴らしいです。さぁ、皆さんは何を頑張りたいですか。

ぜひ、○×→を使って1学期のふり返りをして、2学期に向けて自分のめあてを考えてみてください。

夏休みの経験と心の成長(校長、9月26日)

朝、校長室に健康観察表を持ってきてくれた人に、校長先生はいろいろな質問をしています。内容はその時期によって違いますが、今は「夏休みで楽しかったこと」「夏休みの思い出」について聞いています。

もう聞かれた、と言う人が多いと思いますが、どんな答えが多かったと思いますか。

一番多かったのは、家族で旅行に行った、キャンプに行った、ディズニーやユニバーサルスタジオジャパンに行った、などお出かけをした、という答えでした。新型コロナウイルス感染症のせいか、外国に行ったという人はほとんどいませんでしたが、北海道や沖縄に行った人もいました。

次に多かったのは、おじいちゃんやおばあちゃんの家に行った、またはお泊まりした、という答えでした。新型コロナウイルス感染症が以前より気を付ける方法が分かってきたので、3年ぶりにおじいちゃんやおばあちゃんに会えたという人もいたようです。

その他には、家族や友達と近くのプールに行った人、夏の宿題や自由研究を頑張った人もいました。普段はできないくらいのんびりと家で過ごしたという人や、6年生の中には受験に向けて塾の勉強を頑張ったという人もいました。

さて、そんないろいろな経験をした夏が終わり、9月になって皆さんは学校に来ました。9月になって学校で身長や体重を計ってみたら、4月よりも体が大きくなっていることに気付いたでしょう。でも、大きくなったのは体だけでしょうか。

いえ、きっと皆さんの心も夏休みの前よりもきっと大きくなっていると思います。自分では気付かないかも知れませんが、食べたり運動したり眠ったりすることで身体が成長するように、いろいろな経験をすることで皆さんの心は成長するのです。

旅行先で素敵な景色に感動したこと、キャンプでワクワクしながら眠ったこと、テーマパークでの夢のようなひととき、ゆったり流れる何もしない時間、勉強に集中しまくった毎日、そんな日々の積み重ねの経験が、皆さんの心を豊かに成長させたのです。

心は身体と違って、何センチ伸びた、何グラム増えた、というように計ることはできません。でも、夏休みに確かに成長したその心で、残り少ない1学期も頑張ってほしいと思います。

自分の心と体を守ろう(校長、9月12日)

今日は、みなさんの大切な体と心を守るための話をします。

皆さんの体や心は、自分のもので、一番大切なものです。皆さんの体の中で、プールに入るときに、水着で隠れる部分がありますよね。水着で隠れる部分は、プライベートゾーンと言って、特に自分だけの大切なところなので、絶対に他の人に見せたり、触らせたりしないようにしましょう。自分の体の大切なところを触られたり、じろじろ見られたら、誰だって、嫌な気持ちがしますよね。そんな嫌なことをされたら、はっきりと相手に「嫌です」と言ってください。また、友達の体も自分の体と同じように大切なんだということも知ってください。

でも、時には、悪い大人の人が近づいてきて、みなさんの体の大事な部分に触ろうとしたり、服で隠れている部分をのぞこうとして、みなさんが、嫌だなぁ、怖いなぁという思いをすることがあるかもしれません。ほかにも、メールやラインなどで、あなたの体の大事なところを見たいなと言ってきたりして、気持ち悪いなという思いをすることもあるかもしれません。そんなときは、どうしたらよいでしょうか。

そんなときは、はっきりと「いやだ」と言って、その人から逃げてください。メールやラインだったら、その人とのやり取りは、止めてください。そして、すぐに、家の人や先生たちなど、皆さんが安心できる大人の人に相談してください。皆さんの体と心を守るためには、嫌なことをされたら、すぐに逃げること、そして、隠したりしないで、すぐに家の人や先生たちに話すことが大切です。

それから、体の大切なところを触ったり、見たりして、嫌な思いをさせることは、どんな大人の人も、友達同士も、誰が誰に対してもしてはいけないことです。自分の体の大切な部分は、どんな人にも見せたり、触らせたりしてはいけません。もちろん、王子第三小学校の先生たちであっても同じです。

もし、誰か大人の人に体の大切なところを触られそうになったり、見られたりということがあったとき、知っている人には相談しにくいな、誰に相談したらよいのだろうと迷うことがあるかもしれません。そんなとき、誰にも相談できないと思っている人のために、今年の4月から、秘密で相談を聞いてくれるところができました。

今日、みなさんに、この用紙を配ります。知っている人に相談したくないときは、手紙にかいてある電話番号やメールアドレスに連絡してください。電話やメールを使わない場合は、この用紙に相談したいことを書いて、切手なしで郵便で送ることもできます。

校長先生も先生たちも、皆さんのことを大事に思っています。困ったときは、一人で悩まないで、ぜひ相談してください。

不審者対応避難訓練の話(校長、9月8日)

今日は、不審者が学校に入ってきた場合の避難訓練でした。

地震の時は「地震です」、火事の時は「火事です」と放送で伝えますが、不審者の場合は「第3訓練です」という放送を流します。これは、学校の中にいる不審者を刺激しないためです。

休み時間などにこの「第3訓練です」という放送を聞いた場合は、不審者が学校に来たんだ、と思って自分の身を守る行動をとってください。具体的には、校舎の入口となっている中央玄関から離れるようにする、静かに落ち着いて行動する、近くの大人の指示に従うといったことが大切です。

もし、不審者が学校に来たら、校長先生や副校長先生などが協力して、不審者が皆さんの教室に近づかないようにします。でも、不審者が刃物などの凶器を持っていて、無理矢理教室の方へ行こうとする場合もあるかも知れません。

そのような場合に備えて、皆さんは教室に鍵をかけ、外から見えないようにして教室に閉じこもります。机などでバリケードを作り、全員で廊下から見えないところに集まって隠れます。もちろん、教室に自分たちがいることが分からないように、絶対に声を出してはいけません。

そのようにして避難している間に、先生たちが警察を呼び、不審者を確保してもらいます。安全が確認されたら、いつもの避難訓練のように校庭に集まり、全員の無事を確認します。

本当に不審者が学校に来るようなことがあっては困りますが、万が一のことも考えて、王三小では、毎年このような訓練をしています。この後は、警察の方のお話を聞きます。最後に「一人に一つ、命を大切に」

プール納め(校長、9月5日)

今日はプール納めです。6月27日のプール開きのときには、水の中だからこそできる体験をたくさんしてください、着衣泳の経験を通して水の事故への備えをしてください、という2つのことをお話ししました。
学期中や夏休み中の水泳の学習をふり返ってみて、どうだったでしょうか。

今年度は、昨年度に比べてたくさん水泳の学習ができたので、水に慣れることができた、泳ぎが上達した、という人も多くいるのではないかと思います。特に、王子第三小学校のプールは屋根付きの全天候型で、天気が悪い日も水泳の授業ができたので、他の学校に比べてたくさん練習ができたこともよかったと思いました。

今年身に付けたことを忘れずに、1年生から5年生は来年もまた王三小のプールで、6年生は進学先の中学校のプールで、水泳の学習を頑張ってください。それから、万が一、水の事故に遭いそうになったら、着衣泳の経験を思い出して、自分の命を守るようにしてください。

夏休みを終えて(校長、9月1日)

皆さん、夏休みはどうでしたか。夏休みの前の日に、校長先生からは、終わった後に「よい夏休みだったな」と思えるような夏休みにしてください、という話をしました。自分の42日間を振り返ってみて、どうだったでしょうか。

校長先生は、「やりたいこと全部やる夏」というスローガンで夏休みを過ごしました。その結果、見たい映画を見たり、行きたいイベントや旅行に行ったりして、ほぼやりたいことを全部やった夏休みになりました。

「ほぼ」と言ったのは、実は少しできなかったこともあったからです。なぜかというと、校長先生も夏休みの間に新型コロナウイルス感染症にかかってしまい、10日間ほど自分の家やホテルで療養生活をしていたからです。

王子第三小学校の皆さんの中にも、夏休み中に新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受けた人がいます。今日お休みしている人もいます。今も新型コロナウイルス感染症の流行は収まっていないので、引き続き警戒する必要があります。

そこで、これ以上感染を広げないために、皆さんに頑張ってほしい感染症対策について話します。

これは、東京都から出た新しい新型コロナウイルス感染症対策のポスターです。新型コロナウイルスはについては、2年余りの間にいろいろなことが分かってきているので、どうやったらなるべく感染を防げるか、感染してしまったら、どうしたら人にうつさないようにできるか、などのことが詳しく書いてあります。今までもしてきたことですが、改めて意識して、続けて頑張りましょう。いくつかポイントを紹介します。

・毎日、登校前に体温を測り、体調を確認しましょう。
・のどの痛みや、せき、発熱、頭痛など具合の悪いところがあるときは、無理して登校せず、病院に行きましょう。
・学校に来たとき、学校や外出先から家に帰ったとき、食事の前などに、石けんで手洗いをしましょう。
・たくさんの人が使うものにさわったときは、手洗いやアルコール消毒液による手や指の消毒を行いましょう。
・学校に来るときは、不織布マスクをしてきましょう。

このポスターは、各クラスに貼りますので、一人一人が毎日意識して生活をすることで、新型コロナウイルス感染症の対策を強化していきましょう。では、あと1か月余りの1学期ですが、みんなで充実した楽しい毎日にしていきましょう。

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やりたいこと全部やる夏(校長、7月20日)

明日から、多くの人が待ち望んでいた夏休みが始まります。夏休みは42日間もありますが、みなさんはどのような予定を立てているでしょうか。

よく、長い夏休みだけれども、何となく過ごしていると何もしないままに終わってしまう、と言われます。42日間が過ぎた後、今年の夏休みはこれを頑張った、こんなことができて良かった、と言うものが一つでも残れば、いい夏休みだったと言えるのではないかと思います。

校長先生は、今年の夏休みのスローガンを「やりたいこと全部やる夏」に決めました。普段は仕事や家のことなど毎日いろいろとしなくてはいけないことがあるので、普段できなくていつかやりたいと思っていたことを全部やってしまおう!というものです。

具体的には、新型コロナウイルス感染症には十分気を付けながら、前から行きたいと思っていた場所に旅行に行く、見たかったいくつかの映画を映画館と動画配信サービスで見る、ずっと読みたかった長編小説や長編漫画を読む、行きたいと思ってなかなか行けなかったイベントに行く、などです。

そのために今から予定を立てていますが、結構やりたいことがたくさんあるので、時間を有効に使って頑張りたいと思っています。

みなさんは、この夏休み、どんなことを頑張りたいですか。一つのことに打ち込むのもいいですし、いろいろなことをちょっとずつやってみるのもいいと思います。自分や家族の予定も合わせて考えながら、夏休みの目標や予定、やりたいことなどをぜひ考えてみてください。

そして、終わった後に「よい夏休みだったな」と思えるような夏休みにしてください。また9月1日に、心も体も一回り大きくなったみなさんと再会できることを楽しみにしています。

七夕(校長、7月11日)

先週の7月7日は七夕でした。七夕は、昔、中国から日本に伝わった星のお祭りです。

織り姫と彦星という男女の星が、天の川をはさんで向かい合っていて、この2つの星が、1年に1度、7月7日にだけ会えるという言い伝えから、お祭りが始まったそうです。

もう少し詳しく話すと、昔の中国に、はた織りが上手な神様の娘の織姫と、働き者の牛飼いである彦星という2人がいたそうです。2人は神様の引き合わせで結婚し、仲良く暮らしていました。けれども楽しさのあまり、2人は仕事をせずに遊んでばかりの日々を送ってしまっていました。それを見て、怒った神様は天の川の両側に引き離してしまいました。でも、悲しさのあまり元気をなくした2人を可愛そうに思って、7月7日を年に1度だけ会える日として許した、というお話です。

一般的には、七夕の夜に晴れれば2人は会えるけれども、曇ったり雨が降ってしまったりすると、2人は会うことができないと言われています。校長先生は、7月7日の夜、5年生と一緒に岩井にいて、晴れた夜空に、織姫星と言われること座のベガと、彦星と言われるわし座のアルタイルをしっかりと見ることができました。みなさんのいた北区ではどうだったでしょうか。

でも、七夕が曇りでも雨降りでも、織姫と彦星はちゃんと会えているという話もあります。例えば、「かささぎという鳥が天の川に橋をかけてくれるので会える。」「雨は会えて嬉しい二人の嬉し涙である。」「二人きりになりたいから雲に隠れて会っている。」などです。

七夕は過ぎてしまいましたが、皆さんもまもなく来る夏休みに家族などで旅行に行ったら、夜の星空を見上げてみてください。晴れていれば、たくさんの星が見えて、感動を与えてくれるかも知れませんね。

校庭改修工事(校長、7月4日)

今日から、王子第三小学校の校庭は改修工事に入ります。これは、何年も使っているうちに傷んだ校庭を、きれいに直してくれる、という工事です。今、ひび割れているところも、ラインが薄くなっているところも、夏休みが終わるまでには全部きれいに直していただける予定です。

でも、直すにはある程度の期間が必要なので、今日からしばらく校庭は使えません。みなさんにとっての影響は、大きく2つあります。

一つめは、休み時間に外で遊べないことです。校庭に出られない分、休み時間に室内で過ごす時間が長くなると思います。休み時間は、勉強の合間に頭や体を休ませたりリフレッシュさせたりして、次の勉強に備える時間です。室内で過ごすことが多くなりますが、上手に休んだりリフレッシュしたりできるように工夫して過ごしてください。

二つめは、登下校のときに正門が使えないことです。正門から入っても校庭が通れないので。全員が通用門から登下校をします。普段、登校の時に環七の歩道橋を渡ってくる人は、工事期間中はいつもと反対側に降りて、学校の西側、つまり学級園側を通って通用門に回ってください。下校の時は、今言ったルートの反対になります。

ちょっと不便なこともありますが、9月からきれいな校庭で過ごせることを想像して、少しの間、みんなで工夫をしながら過ごしましょう。

プール開きの話(校長、6月27日)

今日はいよいよプール開きです。水泳の学習が普段の体育の学習と違うのは、何と言っても水の中で身体を動かすということです。普段、皆さんは空気の中で生活をしています。空気の中ではできることも、水の中ではうまくできません。例えば、走ろうと思っても水の抵抗があってうまく走れませんし、頭まで水に入ってしまえば呼吸もできません。

でも、水の中だからできることもあります。例えば、空気中では身体は浮きませんが、水の中では身体を浮かすことができます。そしてその状態で上手に身体を動かすと泳ぐことができて、走るよりも速く水の中で移動することができます。水泳の学習では、ぜひそのような経験をたくさんしてください。

それから、もう一つ水泳の学習で大事なことは、水の事故に遭わないようにすることです。残念ながら、毎年、夏になると海や川、湖などで、水の事故で亡くなる小学生がいます。

そのような事故を防ぐために、3年生から6年生までは着衣泳といって洋服を着たままプールに入るという学習もします。水の事故に遭いそうになったときに慌てないよう、うまく泳ぐことだけでなく、水に慣れるということも一つの目標にして水泳の学習に取り組んでほしいと思います。

何で行くの?(校長、6月20日)

今、皆さんが一人一台「きたコン」を持っているように、北区の小学校に通っている小学生はみんな自分用の「きたコン」を持っています。この「きたコン」は、インターネットにつながっていて便利ですね。その他にも、皆さんの中にはスマートフォンを持っている、という人もいるでしょう。今、大人は一人一台スマートフォンを持っていて当たり前のような時代になっています。

みんながスマートフォンを持っていて、便利になったことはもちろんたくさんありますが、反対に新しく問題になっていることもあります。その一つは、パソコンやスマートフォンなどの情報端末でのやり取りは文字が中心なので、コミュニケーションがうまくいかないことがあるということです。

その結果、友達とけんかになってしまったり、嫌な思いをさせるつもりがないのに相手に嫌な思いをさせてしまったりするということも起こっています。

一つ、例を見せます。ラインというスマートフォンでメッセージなどをやり取りするアプリでの様子です。ラインは、文字のやり取りが基本なので、画面で見せるだけでわざと読みません。低学年の皆さんは、読めない字は飛ばして読んで内容を想像してください。

あなたとねこちゃんときりんちゃんは、王子第三小学校の6年4組の仲良し3人組です。ある日の放課後、3人はラインでやり取りをしていました。今度の週末にある王子神社のお祭りの話になりました。

ねこ  「王子神社のお祭り行く?」
あなた「うん。すっごい楽しみ。」
ねこ  「いっしょに行く?」
あなた「いいかも」
きりん「私も行こっかな」
ねこ  「え、何で行くの?」

さぁ、あなたは今、どんな気持ちですか。この後どうしますか。ちょっと近くの友達と話し合ってみましょう。
どうでしたか。こんなことが予想されますね。

きりん「え、行っちゃダメ?(泣)」

さて、あなたはどうしますか。実際にこんなことになったら、どうしたらいいか、困ってしまいますね。何でねこちゃんはあんなこと言うんだろうって思いますね。
でも、ねこちゃんはそんな意地悪で言ったのではなかったのです。本当はこんなやり取りをしたかったのです。やり取りを一つ戻して始めます。

きりん「自転車かなぁ」
ねこ 「自転車止める所ないみたいだよ」
あなた「みんなでバスで行こうよ」

どうですか。意味が分かりましたか。ねこちゃんは「何(なに)で行くの?」と言いたかったんですね。でも、きりんちゃんは「何(なん)で行くの?」と、責められたように感じたのですね。

このように、文字だけのやり取りはうまくいかないことがあります。難しい言葉で言うと、誤解が生じてしまう、と言います。話すときは言葉の調子やイントネーションがあったり、それによって気持ちが伝わりやすかったりします。直接会えば、表情や雰囲気なども伝わります。でも、文字だけだとそうはいきません。

ラインなどのアプリはとても便利ですが、コミュニケーションの基本は直接会って話すことだということを忘れずにいてほしいと思います。そして、文字だけのやり取りをするときには、十分注意する必要があることも覚えておいてください。

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上手にマスクを外そう-下校時編-(校長、6月13日)

新型コロナウイルス感染症の新規感染者の数が、全国でも東京都でも少しずつですが減ってきています。条件付きながらも外国人観光客の受入も始まり、スポーツ観戦でも人数制限をした上で声を出して応援してよい席を作るなどの動きも出てきています。

さて、今日はどちらかと言えばカラッとした暑さになりそうですが、もうすぐ夏が来ると、もっと気温が上がり熱中症の危険が高まります。特に、暑い日にマスクをしていると、熱がこもったり、息がしづらくて苦しくなったりして熱中症のリスクが高まると言われています。

前に全校朝会でもマスクの上手な外し方のお話をしました。体育の授業の時などには、担任の先生などから指示があって着けたり外したりしていると思います。今日は、前回、特に間違って思っている人が多かった下校の時の話をします。

皆さんが下校する時間は、一日の中でもかなり暑い時間になります。家に着くまでの間に息が苦しくなったり、暑くて頭がぼーっとしたりすることもあると思います。そのような時には、どのようにしたらよいでしょうか。

最初に前回の復習です。一人で歩いているとき、暑くて苦しくなったので、周りに誰もいないことを確認してマスクを外して歩いた。これは○でしたか、×でしたか。そうです。これは○でしたね。周りに誰もいなければ熱中症予防としてマスクを外すのはとても大事なことです。

では次に、友達と下校する時を考えます。次のうち、正しいのはどれでしょう。間違っているのはどれでしょう。考えながら聞いてください。

1、暑かったので、マスクを外して、おしゃべりをしながら帰った。
2、暑かったので、アスクを外して、おしゃべりをしないで帰った。
3、暑いけれども、おしゃべりしながら帰りたいので、マスクをしてしゃべりながら帰った。

1のマスクを外しておしゃべりをしながら帰った、は×です。マスクを外して会話をすると感染のリスクが高まると言われています。

2のマスクを外しておしゃべりをしないで帰った、は○です。おしゃべりも大事ですが、熱中症の予防はもっと大事です。

3のマスクをしてしゃべりながら帰った、はどうでしょうか。気温が高くなくて、熱中症になりそうもなければこれでもよいですね。でも、少しでも熱中症が心配だと思ったら、おしゃべりは我慢してマスクを外すことも大事です。

おしゃべりをしたいために、ずっとマスクを外さないで熱中症になってしまったら大変です。外したいときは、一緒に帰っている友達に「ちょっと暑いからマスクとるね」と言ってとり、会話を控えてもらうのもいいですね。そのように言われたら、無理におしゃべりを続けないのも大事な気遣いだと思います。

熱中症予防と感染症対策のバランスを上手にとって、間もなくやってくる暑い夏を乗り切りましょう。

運動会を終えて(6月6日、校長)

今日は朝から雨が降っています。もうすぐ梅雨の季節がやってきます。王子第三小学校の体育館の裏には、ピンクや白、青、紫などのあじさいの花がきれいに咲いています。あじさいの花は、土の酸性度によって花の色が違うと言われています。同じところに並んで咲いていても、様々な色で私たちの目を楽しませてくれます。

校長先生は、先日の運動会を見ていて、このあじさいの花のことを思い出しました。王子第三小学校の一つの特色は、高学年による鼓笛です。鼓笛は全体としての仕上がりはもちろんとても素晴らしく、昨年に続いて校長先生はとても感動しました。

しかし、そんな鼓笛も、実は5年生と6年生の一人一人の動きや演奏からできています。そんな一人一人に目を向けると、動きや演奏に個性があることが分かります。一つ一つの動きがキビキビとして正確な人、演技中ずっと笑顔を絶やさない人、自信満々に演技や演奏をしている人など、一人一人の個性が本当によく発揮されていたと思います。それはまるで、色とりどりのあじさいの花の共演を見ているようでした。

もちろん他の学年の皆さんも、一人一人が表現や団体、徒競走などに全力で取り組んでいたので、今年の運動会は大成功のうちに終わることができました。皆さんのふり返りや家の人の感想を見ても、とてもよい運動会だったということが伝わってきました。

練習から本番まで、皆さん一人一人に、自分にしか分からない大変なこともあったことでしょう。でも、みんなの頑張りで、学年がまとまり、全校がまとまり、素晴らしい運動会ができたのだと思います。ぜひこのことを自信に変えて、これからも、それぞれの花をきれいに咲かせていきましょう。

運動会に向けて(5月23日、校長)

今週の土曜日、5月28日は運動会です。今、どの学年でも毎日練習を重ねているところだと思います。校長先生もときどき練習の様子を見ていますが、みんなが一生懸命に取り組んでいるのを見て、とても嬉しく思っています。

さて、2年前から新型コロナウイルス感染症がはやり始め、運動会のような学校行事もいろいろと工夫をしなくてはできなくなってしまいました。王子第三小学校では、今年も、低・中・高学年のブロックで競技をまとめて行い、密を避けるためにお家の人には入れ替わりで見に来ていただくことにしました。

でも、去年と違うのは、全校児童がずっとお互いの演技を見られるようにしたことです。点数をつけて赤白が戦うことはありませんが、他の学年のお友達の演技を全部見られるので、応援したり、いいところを見つけたりするようにしてください。

さて、そうなると、去年と大きく違うことがあります。気づいている人もいると思いますが、去年は、金曜日に全校児童の前で一度発表をして、次の土曜日にお家の人の前で発表をしました。つまり、2回発表するチャンスがあったのです。去年の音楽会の時を思い出してみると、密にならないように全校児童を2つに分けて発表したので、発表のチャンスは何と3回もありましたね。

今年の運動会はどうでしょう。そうです。発表のチャンスは土曜日当日の1回だけです。全校の児童も、お家の人もみんなでその1回だけの発表を見ることになるのです。でも、考えてみれば、たった1回に全てをかけるというのは、スポーツの祭典であるオリンピックでも当たり前のことです。

みなさんには、練習の日があと5日間あります。たった1回の本番に納得のいく演技ができるよう、今週は1回1回の練習を大事に、真剣に取り組んでほしいと思います。そして、28日土曜日の本番には、全校児童とお家の人の前で、素敵な演技を披露できるようにしてください。

地震に備えよう(5月16日、校長)

このリュックには何が入っていると思いますか。答えは、防災グッズです。皆さんは、防災グッズというとどのような物を思い浮かべるでしょうか。

実は、今回、このリュックに入っている防災グッズのセットを、上十条四丁目町会から約300個、学校に寄付していただけることになりました。そこで、皆さんには一家庭に一つ、今週の水曜日に配って持って帰ってもらうことにしました。なので、今から見せる防災グッズはどのように使うのかな、と考えながらお話を聞きましょう。

まず、ヘルメットです。これは、先生たちが避難訓練のときにかぶっているので分かりますね。逃げるときに上から堅い物が降ってきても頭を守ることができます。

次は、軍手です。家の中で割れたガラスを掃除するときなどに活躍します。寒いときは、手袋としても使えます。

次は、アルミ温熱シートです。これは、寒いときに体に巻いて熱が逃げないようにする物です。新聞紙も同じように使えますが、新聞紙より熱を逃がさず、寒さに耐えることができます。

次は、アルファ米保存食です。「田舎ごはん」という混ぜご飯です。お湯で15分、水だと1時間でできあがるインスタント食品です。袋は小さいですが、お茶碗に軽く2杯分のご飯が食べられます。

最後に、水です。これは、5年間保存できるペットボトルですが、実は中身は普通に売っているペットボトルの水と同じです。では、何が違うかというと、容器のプラスチックが厚く丈夫にできているため、5年間中の水の品質がほとんど変わらずに保存がきくそうです。

本当に地震が起こって、避難所や自宅で避難生活をすることになると、このグッズだけでは足りませんが、他の防災グッズセットと組み合わせることで、効果的に地震への備えをすることができます。今回は、水やご飯の賞味期限が迫っているので、賞味期限が切れる前にぜひ非常食を体験するなどしてみてほしいと思います。そして、お家の人と防災のことについてぜひ話をしてみてください。

北区の花と木(5月9日、校長)

皆さんが毎日通っている王子第三小学校は、東京都の北区にあります。東京都には23の区と26の市、5つの町、8つの村があり、それぞれに区の花や木などが決まっています。

では、北区の花と木はなんだと思いますか。

まず、北区の花は、つつじです。つつじは、すごく昔から日本人に親しまれていて、道路の歩道脇などによく植えられています。こんな花です。実は種類も色もいろいろあって、現在300種を超える種類の花があるそうです。

日本名でつつじ色という色があり、その一つである「つつじピンク」は、JRの車両にも使われています。どんな車両か分かりますか。答えは、新幹線のE2系とE5系です。E2系は、東北新幹線の「やまびこ」や上越新幹線の「とき」など、E5系は東北新幹線の「はやぶさ」などで今も活躍しています。

次に、北区の木は、桜です。桜は、王子駅前にある飛鳥山公園が桜の名所として有名です。桜の花が満開の頃の飛鳥山公園はこんな感じです。

昨日、北海道の釧路というところで桜の開花宣言が出されました。沖縄で最初の開花宣言が出たのが1月11日だったので、1年のだいたい半分は日本のどこかで桜が咲いていることになります。桜が、昔から日本人が花見などで楽しんできた理由のひとつと言えると思います。

さらに、北区にはこのような区の紋章がありますが、それとは別にコミュニケーションマークというものがあります。これは、桜の花びらを3枚合わせて作ったマークです。今では、北区の紋章よりも多くの場所でこのコミュニケーションマークが使われています。皆さんも、区内でお出かけしたときなどにこのマークを見つけたら、お家の人に「コミュニケーションマーク」って言うんだよ、と教えてあげてください。

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上手にマスクを外そう(5月2日、校長)

新型コロナウイルス感染症が流行し始めて、もう3年余りがたちます。緊急事態宣言が日本全国どこの地域にも出ていない大型連休は3年ぶりということで、各地の観光地などには多くの方が観光に訪れているようです。皆さんの中にも、感染症予防対策をしっかりしながら、お家の人とお出かけした、または明日からの連休でお出かけする、という人もいると思います。

さて、今日はあまり暑くありませんが、大型連休後半からは気温が上がる日もあるという天気予報が出ています。暑くなると辛くなるのが、感染症予防のために着けているマスクです。気温が高くなると、熱がこもったり、息がしづらくて苦しくなったりして嫌だな、と思う人も多いでしょう。

でも、新型コロナウイルス感染症予防のために、学校では給食を食べるとき以外はマスクを着けることになっています。では、マスクを着けていて息が苦しくなったり、暑くて頭がぼーっとしたりしたときはどうすればよいと思いますか。

答えは、上手にマスクを外す、です。上手に、とはどういうことか、○×クイズを3問出して説明します。

第1問。休み時間に外で鬼ごっこをしていたとき、暑くて苦しくなったのでマスクをとって鬼ごっこを続けた。これは○でしょうか、×でしょうか。

答えは、×です。暑くて苦しくなったらマスクをとってもいいですが、とるときはお友達と距離をあけなくてはなりません。具体的には、校庭の端の方へ行って、校庭の真ん中と反対の方を向き、マスクを外して息を整えます。このとき、周りの手の届く範囲に友達がいない方がいいです。もちろんマスクを外している間はしゃべりません。息が落ち着いたら、またマスクをして鬼ごっこを続けてもいいです。

第2問。学校の帰りに一人で歩いているとき、暑くて苦しくなったので、周りに誰もいないことを確認してマスクを外して歩いた。これは○でしょうか,×でしょうか。

答えは○です。周りに誰もいないときにはマスクを外しても大丈夫です。でも、歩いていて向こうから人が来たり、人通りの多い道に出たときなどは、また着けるようにしましょう。

第3問。とても暑い日だったので、喉は渇いていなかったけれど、こまめに水分補給をした。○でしょうか、×でしょうか。

答えは○です。マスクをしていると、していないときよりも熱中症にかかりやすいと言われています。熱中症は、重症になると命にも関わる病気です。今は夏でもマスクをしていなくてはならないので、熱中症の予防は特に気をつけてください。

他にも、体育の授業などでは、先生の指示を聞いてマスクを外してよいときもあります。熱中症予防と新型コロナウイルス感染症対策のバランスを上手にとって、暑い夏を乗り切りましょう。

算数の学習(4月25日、校長)

今、朝に健康観察表を持ってきてくれた人に、校長先生はこんな質問をしています。「○年生で頑張りたいことは何ですか」

もう聞かれて答えた、という人もたくさんいると思います。3年生で多かったのは、「新しく始まった理科と社会の勉強を頑張る」という答えでした。5年生では「新しく始まった委員会活動を頑張る」と答えた人が多くいました。6年生は、「1年生のお世話をしっかりしたい」「学校のリーダーとしてお手本となるように行動したい」というふうに答える人が多くて、さすがだなと思っています。

そんな中で、「算数の勉強が苦手なので頑張りたい」と答えた人が、それぞれの学年に何人かずついました。算数は、他の国語や生活、理科、社会などに比べて、できなかったり分からなかったりするとだんだん嫌になってきやすい教科です。なので、頑張りたい、と思う人も多いのだと思います。

今年、王子第三小学校では、みなさんが「算数の授業が分かる」「算数の勉強が楽しい」と思えるように、先生方みんなで授業を工夫することにしました。と言っても、難しいことをするのではなくて、教科書を使って丁寧に授業を進めていくように心がけることにしました。

算数の教科書には、まずその日に解く問題(これを例題といいます)が載っています。そして、その例題の解き方や答えが載っています。授業では、この例題の解き方をまずみんなでしっかり勉強します。解き方が分かったら、次に教科書の練習問題をやってみます。そして最後にドリルの問題をやります。

このとき大事なのは、途中で分からなくなっても絶対にあきらめないことです。分からないと思っても、先生が黒板に書いたことを頑張って写したり、教科書に書いてあることを見ながら問題を解いたりしましょう。頑張って問題を解いているうちにやり方が分かってくることもよくあります。一番いけないのは何もしないことです。この言葉をよく覚えていてください。もう一度言います。「一番いけないのは何もしないことです。」

もし、もう少し頑張りたい、という人には、お勧めの勉強方法があります。それは、前の日に、お家で次の日に勉強するページを読んでくることです。自分で例題やその解き方を読んでおくと、次の日の授業が今までより分かりやすくなると思います。本当かな、と思う人も、ぜひ一度試してみてください。この勉強方法を「予習」と言います。

反対に、その日に勉強したことを、家でもう一度見直すことを「復習」と言います。これは、算数の宿題が出たときには、全員がすることになります。もし、宿題をやっていて分からないところがあったら、ぜひ教科書を見直して、授業を思い出しながら解いてみましょう。授業で教科書を使っているので、きっとやり方が分かると思います。

先生たちは、みなさんが「算数が分かる」「算数が大好き」と思えるように授業を頑張ります。みなさんも授業に一生懸命参加して、算数が得意になってほしいと思います。

引き渡し訓練の話(4月23日、校長)

日本では、小さい地震を含めると1年間に約1000回の地震が起こっています。緊急地震速報が鳴るときもありますが、ほとんどは突然起きて、皆さんが机の下などで身を守っているうちにおさまるぐらいの地震です。

でも、もしかしたら起こるのではないかと言われている「東海地震」という地震は、東日本大震災の時の地震ぐらい大きな地震になるのではないかと考えられています。それくらい大きな地震なので「あと何時間のうちに起こるかも知れない」と予想したときには、「警戒宣言」というものが出て、本当に起こっても被害を小さくしようという努力をみんなでするのです。

学校では、すぐ授業をやめて、帰りの支度をして、お家の人に迎えに来てもらうようにします。その時、あわてずに安全に、皆さんがお家の人に会って一緒に帰れるようにする訓練が、今日の引き渡し訓練です。

それから、皆さんが学校にいる時間に、北区で震度5弱以上の地震が起こった場合にも、同じようにお家の人に迎えに来てもらうことになります。そんなときのための今日の訓練なのです。

では、今から皆さんのお家の方へお話をします。

保護者の皆様、本日はご多用の中、引き渡し訓練にご参加いただき、ありがとうございます。先程、子どもたちにも話したように、東海地震の警戒宣言が出たとき、そして北区で震度5弱以上の地震が発生したときは、原則として子どもたちは学校で待機させ、保護者引き渡しによる下校となります。

学校からは、配信メールなどの手段でご連絡をいたしますが、ニュースやインターネットなどの情報で、北区における震度が5弱以上だった場合は、ご家族の安全を確保された後、どなたかがお子様を学校に引き取りに来てくださいますようお願いします。万が一、交通機関などが止まり、どなたも迎えに来られない場合は、学校が責任をもってお子様をお預かりしておきますので、どうぞご安心ください。

では、皆さん。最後に。「一人に一つ、命を大切に」

挨拶は魔法の力(4月18日、校長)

王三小の誰もが聞いたことのある歌の歌詞を読みます。

ちょっと勇気がいるけれど
思い切って声を出してみよう
挨拶は魔法の力
朝は「おはよう」いい気分
道で会ったら「こんにちは」
ほら こんなふうに
世界中に大きな声で
おはよう「グッドモーニング」
こんにちは「ハロー」
ほら こんなふうに

一人の勇気がみんなを変える
家族も友達も学校も
挨拶は魔法の力

(中略)

一人一人の力がみんなを変える
挨拶は魔法の力
挨拶でこの町変えよう

さて、どんな歌の歌詞か分かりましたか。そうですね。朝の登校の時に、教室へ入り始める合図の音楽としてかかっている曲ですね。

王子第三小学校には、挨拶当番があります。主に4年生から6年生までの当番の人が校門に立って、登校してくる人に挨拶をしています。昨年度からは、門の前を通る地域の人や通勤・通学の人にもどんどん挨拶をしているので、その方たちもたくさん挨拶を返してくれるようになってきていて、校長先生はとても嬉しく思っています。本当に、この歌の歌詞にあるように「挨拶は魔法の力」だと思います。

昨年度は、地域の方からも王三小の皆さんの挨拶が素晴らしいというお手紙をいただき、学校便りで紹介しました。今年度も、挨拶当番の人を始めとして、王子第三小学校の全員が、毎日気持ちのよい挨拶をして、挨拶があふれる学校、挨拶があふれる地域になるといいな、と思っています。みんなで頑張りましょう。

1学期始業式の話(4月6日、校長)

皆さん、おはようございます。お話を始めます。

今日から、令和4年度のスタートです。皆さんは、学年が一つ上がりましたね。

昨年度の始業式と終業式でした話と同じ内容の話をします。学年が一つ上がったらどのように感じるか、自分の心と対話しながら聞きましょう。

2年生の皆さん。
皆さんは、もう1年生ではありません。今までは、一番下の学年でしたが、今度は1年生に分からないことを教えてあげたり、1年生のお手本になる番です。しっかり頑張りましょう。

3年生の皆さん。皆さんは「中学年」になりました。もう「低学年」ではありません。理科や社会、総合の勉強なども始まります。1年生や2年生に立派な姿が見せられるよう、頑張ってください。

3組の皆さん。
皆さんは、1年生から6年生まで、ほかの学年の友達と一緒に活動することが多いですが、新しい学年になると、きっと新しい役割や新しく頑張ることが増えると思います。一人一人が精一杯頑張ってください。

4年生の皆さん。皆さんは、学校を2つに分けると、上級生の仲間に入ります。クラブ活動も始まり、いろいろなところでの活躍も増えるでしょう。ぜひ、頑張ってください。

5年生の皆さん。皆さんは、ついに「高学年」の仲間入りをしました。6年生と共に委員会活動を行い、学校のために働きます。そのほかにも、学校のために働く機会が増えます。力を合わせて頑張ってください。

さて、6年生の皆さん。皆さんは「最高学年」です。6年生は「学校の顔」と言われます。6年生が素晴らしいと、「王子第三小学校は素晴らしい学校だ」と言われます。1年生から5年生をリードして、「最高学年」としての務めを立派に果たしてください。期待しています。

王子第三小学校のみんなで、令和4年度もよい一年にしましょう。お話を終わります。

お問い合わせ

東京都北区立 王子第三小学校

〒114-0034 北区上十条5-2-3

電話番号:03-3907-2355

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