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掲載開始日:2023年12月22日

最終更新日:2024年2月1日

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)は、例年「春から初夏」にかけてと「冬」に小児に流行する感染症ですが、2023年に小児科定点医療機関からの第50週(12月11日から12月17日まで)における患者報告で、警報レベルにある保健所の管内人口の合計が都全体の人口の30%超となり、都全体としての警報基準に達しました。都全体としての警報基準に達するのは、感染症法が施行された1999年以来初めてのことです。

溶連菌感染症は、主に飛沫感染と接触感染により感染します。
予防、拡大防止のために、引き続きこまめな手洗いや咳エチケット等の基本的な感染防止対策を一人ひとり心がけましょう。
咽頭痛がある場合は早めに医療機関等を受診し、検査を受けましょう。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは、A群溶血性レンサ球菌を原因とする上気道の感染症です。

  • 概ね2~5日の潜伏期間の後に、突然38℃以上の発熱、咽頭発赤、苺状の舌等の症状が出現し、しばしばおう吐やおう気を伴います。
  • 3歳以下では、鼻炎症状や発熱、不機嫌、食欲不振等の症状が出現します。
  • 多くの場合、熱は3~5日以内に下がり、1週間以内には症状は改善します。
    まれに重症化し、喉や舌、全身に発赤が拡がる「猩紅熱(しょうこうねつ)」に移行することがあります。合併症には肺炎、髄膜炎、敗血症、リウマチ熱、急性糸球体腎炎などがあります。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎流行状況

小児科定点医療機関から報告されたA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の患者数を保健所単位で集計し、1定点当たり8.0人/週を超えると警報開始となります。警報は4.0人/週を下回る(警報終息)まで継続し、警報開始から警報終息までの間の状態を「警報レベル」としています。

2023年第50週(12月11日から12月17日まで)の都内の264か所の小児科定点医療機関から報告された定点あたり患者報告数(都内全体)は6.05人(/週)です。

保健所別の患者報告数が警報レベルにあるのは、31保健所中8保健所で、管内人口の合計は、東京都全体の30.0%になります。

2024年第2週(1月8日から1月14日まで)に東京都の定点報告数が2.85人(/週)となり、警報が解除されました。

 

東京都における定点当たり患者報告数(咽頭結膜熱) 過去5シーズン

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北区における定点当たり患者報告数(咽頭結膜熱) 過去5シーズン

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感染防止対策について

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことによる「飛沫感染」と、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる「接触感染」により感染します。

感染防止対策のポイント

  1. こまめに手を洗いましょう
  2. 普段から一人ひとりが咳エチケットを心がけましょう
  3. 流行時には、マスクの着用も有効です

咳エチケット

〇せき・くしゃみの症状がある時は、マスクをしましょう

〇せき・くしゃみをする時は、口と鼻をティッシュでおおいましょう

〇せき・くしゃみをする時は、周りの人から顔をそらしましょう

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の治療

抗菌剤による治療を行います。腎炎などの合併症を防ぐため、症状が改善しても主治医に指示された期間、薬を飲むことが大切です。

喉の痛みがひどい場合は、柔らかく薄味の食事を工夫し、水分補給をこころがけましょう。

 


お問い合わせ

所属課室:北区保健所保健予防課結核感染症係

〒114-0001 東京都北区東十条2-7-3

電話番号:03-3919-3102