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掲載開始日:2023年9月27日

最終更新日:2023年9月27日

古民家で小学生がお月見団子作りに挑戦

230927-2_19月24日(日曜日)、北区ふるさと農家体験館(赤羽西5-2-34赤羽自然観察公園内)で、古民家年中行事「お月見行事~お月見団子を作って楽しもう~」が開催された。
参加した区内在住の小学生17名は、お団子を生地から作り、カマドで蒸したり、臼と杵を使って搗いたりと、昔ながらの製法で十五夜に供えるお月見団子作りを体験し、風情ある古民家での初秋のひと時を楽しんだ。

(写真:子ども達が生地を搗く様子)

北区ふるさと農家体験館(*1)では、子どもたちに日本の伝統や文化、地域の歴史を楽しみながら学んでもらおうと、年中行事の体験教室を実施している。この日行われた教室は、旧暦8月15日「中秋の名月」(今年は9月29日)にあわせて、昔ながらのお月見団子作りを体験するというもの。区内在住の小学1年生から5年生までの児童17名が参加し、風情ある古民家での初秋のひと時を楽しんだ。
まず、子どもたちは、上新粉を耳たぶぐらいの柔らかさになるまでこねて生地を作り、できあがった生地を適当な大きさにちぎってセイロに並べ、カマドで生地蒸しを体験。蒸し上がりを待つ間、スタッフから、クイズや動画を交えて分かりやすく、十五夜の風習についての説明を受け、米粉を使った団子と稲に似ているススキを供えることで豊作祈願をしていたことや、何故「中秋の名月」と呼ばれるにかなど、昔から伝わる月見文化について学び、理解を深めていた。
生地が蒸しあがったあとは、よりモチモチとした食感になるよう、臼と杵を使って搗く作業に挑戦。杵の重さに思わずよろけてしまう姿も見られたが、周囲の「よいしょ」の掛け声に合わせ、歯を食いしばりながら懸命に生地を搗きあげた。
搗きあげてつやが出た生地は50g程度に分けて丸めてお団子にする。満月のように真ん丸に仕上げた団子をピラミッド型に15個積み上げて三宝に飾り、最後に公園内のススキを脇に添えてお供えとした。さらに試食用のお団子作りをした子どもたちは、思い思いの形に団子を仕上げ、あんこをからめてオリジナルの月見団子を完成させた。苦労して作り上げた月見団子を頬張る子どもたちからは、「おいしい」との声が上がり、とても満足気な様子だった。
参加した小学3年生の児童は、「臼と杵を使ってお団子を作るなんて初めてで、びっくりしました。楽しかったし、自分で作ったお団子は美味しかったです。」と嬉しそうに話してくれた。

*1 北区ふるさと農家体験館

浮間地区に所在した江戸時代の民家(旧松澤家住宅)を、北区が主屋と倉屋を含めて寄贈を受け、区立赤羽自然観察公園内に移築復原したもの。
平成17年4月、文化財建造物を区民共有の財産として後世に伝えていくと共に、節分や七夕飾りなど年間を通した民俗行事の再現、また、わらじ編みや正月飾りなどの講習会の実施など、体験学習施設としてオープンした。

(令和5年9月27日プレスリリース)

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